スモールクロコダイル

スモールクロコダイルの魅力

革製品の代表作としてワニの革を使った製品が挙げられます。

ワニ革にはいくつかの種類があり、もちろん特徴も異なります。

ここで注意していただきたいのが、クロコダイルというのはワニとよばれる種類の1つであり、決してイコールというものではありません。

また、クロコダイルの中にも4つの種類が存在しており、こちらもそれぞれ異なる特徴を持っています。

ここではその1種であるスモールクロコダイルについて記述していこうと思います。

  1. スモールクロコダイルの人気の秘密
  2. スモールクロコダイルの呼称
  3. 生息地/原産国
  4. スモールクロコダイル製品のお手入れ方法について
  5. スモールクロコダイル革の動向について

【人気の秘密】

スモールクロコダイルは4種類のクロコダイルの中で最も高値で取引されています。
その理由は、
うろこの模様が細かくて綺麗であることが大きな理由です。

スモールという言葉が使われているため小さいクロコダイルと勘違いする方が多いですが 実際は大きさではなく、鱗の部分が細かいことからスモールクロコダイルと呼ばれています。

クロコダイルの鱗には中央部分に四角い形をした竹腑と呼ばれるものが配列され、脇腹の方に行くに従って丸い形をした丸腑と呼ばれる模様に変化していきます。

この模様のグラデーションが美しく言葉に出来ない魅力なのではないでしょうか。

スモールクロコダイルの特徴としては竹腑の大きさが丸腑の2個分と言われています。

実際に製品を見たことある人は分かると思いますが財布やベルトとなると一枚のパーツが小さくなるため、竹腑と丸腑を見分ける事が難しくなります。

したがって、ハンドバックといったような使っている革の面積が大きい製品だとよりその美しさが際立っています。

【スモールクロコダイルの呼称】

スモールクロコダイルとは、別名ポロサスやシンガポールワニ、イリエワニと呼ばれワニ革の中でも最高級品のものになります。

ポロサスは学名で、イリエワニは一般和名です。

通常皮革製品となった場合に用いるのは商業名である「スモールクロコダイル」と呼ぶのがふさわしいかと思います。

【生息地/原産国】

スモールクロコダイルの生息地はパプアニューギニアやオーストラリア、インドネシアなどの入江や河川です。

ただし、近年では養殖が盛んで天然ものはほとんど取引されておりません。

また、養殖の方が天然ものより3~4倍くらいのスピードで成長します。

【スモールクロコダイル製品のお手入れ方法について】

お手入れの仕方としては他のワニ革製品と変わらず、通常は紫外線の当たらない風通しの良い場所に保管することをお勧めします。

使っていると濡れることがあるかと思いますが、水分を吸いこみにくいなめし加工を施していますが、濡れたまま数分置いておくと水分が染み込んでしまって、シミになってしまいます。

すぐに柔らかい布でふき取って、風通しのいい場所で陰干しをするといいでしょう。

【スモールクロコダイル革の市場動向について】

近年では、ヨーロッパなどの有名ブランドが競ってスモールクロコダイルを使った製品を製造していますので、供給量も不足している状況です。

したがって日本への輸出量は徐々に少なくなってきており、ますます希少価値が上がってくるのではないでしょうか。

▶スモールクロコダイル 商品一覧

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