今回ご紹介したいご依頼商品は、
クロコダイル革で製作したハンドバッグと
オーストリッチ革で製作したハンドバッグの2種類です。
クロコダイル革のハンドバッグ
こちらのハンドバッグは、
お客様がお持ちのバッグをリメイクして製作したものです。
写真はバッグを解体したものになります。この生地を背面(バック部分)と正面(フロント部分)に使用しました。
リメイクをして完成したハンドバッグがこちらです。▼
内側はピンク色の生地で製作しました。ポケットが2個ついていてその内1個はファスナーポケットになっています。▼
前面(フロント部分)と背面(バック部分)の花柄が特徴的で華やかで可愛らしい仕上がりになりました。内側のピンクの生地も鮮やかでブラックとの組み合わせがぴったりだなと思いました。
オーストリッチ革のハンドバッグ
こちらのオーストリッチ革を使用したハンドバッグは、
お客様がお持ちいただいた生地を内側に使用して製作をしました。
オーストリッチ革はグレーのお色です。
クロコダイル革のハンドバッグ同様、内側にはポケットが2個あります。その内1個がファスナーポケットになっています。
また、中心部分に中仕切りを製作しました。
中仕切りがあることで小物などを分けて収納しやすくなるメリットがあります。
完成したハンドバッグがこちらです。▼
これまではクロコダイル革を使用したオーダーメイド事例をブログでご紹介してきました。今回はオーストリッチ革を使用したハンドバッグのオーダーメイド製作を承ったのでオーストリッチ革についてご紹介したいと思います。
みなさんオーストリッチ革がどのような革なのかご存知でしょうか。
オーストリッチ革について
◎オーストリッチ革はどのような革
オーストリッチ革=ダチョウの革
オーストリッチ革はクロコダイル革同様、エキゾチックレザーと呼ばれています。最大の特徴は毛穴の跡によってできた斑点模様(丸い突起部分)です。この斑点模様はクイルマークと呼ばれています。
このクイルマークは革全体にあるわけではありません。全体の40%ほどにしかないため希少性の高い革となっています。
また、他の革と比較すると柔らかく手に馴染みやすいのが特徴です。
また、オーストリッチ商品でよく見かけるのが「ハーフポイント」と「フルポイント」です。
◼️ハーフポイント:前後片面にクイルマークある革を使用したもの
◼️フルポイント:お財布などの商品前後両面にクイルマークのある革を使用したもの
◎オーストリッチ革のお手入れ方法
他の革同様、できるだけ長く愛用して頂くためにもお手入れは必要不可欠です。革用クリームなどがありますが、塗りすぎてしまうと埃がついたりシミになってしまう恐れがあるので弊社では使用後や汚れが付いた際には乾いた布などで優しく拭くお手入れ方法ご紹介しています。
▶︎皮革製品のお手入れ方法
上記の記事でもご紹介しておりますのでぜひご覧くださいませ。
また、オーストリッチ革も水に大変弱い革の一つです。雨などの水滴がついてしまった場合は乾いた布で素早く拭き取ってくださいね。
いかがでしたでしょうか。
このようにお客様ご自身でご用意していただいた素材をバッグの一部に取り入れて製作することも可能です。
また、一部分を違う素材で製作することでオリジナリティが増したお洒落なデザインになるのではないでしょうか。
今回は、オーストリッチ革とクロコダイル革を使用したハンドバッグ2種類のご紹介でした。