皮革製品には様々な動物の皮が使わており、ワニの革を使ったものもあります。
その一つが、アリゲーターというワニの種類から革を使ったもので、ワニに特有の硬質感やディティールが皮革製品を好む人達から人気を得ています。
アリゲーターというワニは、主にアメリカの沼地や川などに生息しています。それらを捕獲することで皮革製品に仕上げるのですが、人気が高い一方でその自然での生息数も数に限りがあることから、近年は養殖を行うことで効率的に革を利用することに成功しています。
市場に出回っているアリゲーターを使った皮革製品のほとんどは、そうして養殖されたワニを捕獲することで使われています。一方で天然のものも捕獲されており、これは数が減りすぎないように制限されています。
アリゲーターの革は主に、ハンドバックや財布、ベルトといった製品に使われています。
ワニの本体を見ればわかるように背中と腹部とではそのディティールに大きな違いがあり、バッグなどには腹部の革が使われ、繊細なディティールと高い柔軟性が愛好家に好まれています。一方で背中の革には立体感のある凹凸があるため、ウエスタンブーツの素材として利用されています。
革は加工して染色することで自由な色合いを作り出すことができるため、素材の色にとらわれない製品展開が可能です。
ワニ類の革は他の動物のそれと比較すると、硬質感が強いのが最大の特徴です。
そのため使い心地などは他の動物に劣るかもしれませんが、皮革製品としての迫力には大きいものがあるのでぜひ選んでみてはいかがでしょうか。